こちらは、Hiroshi Yoshimuraこと、\r環境音楽やアンビエントの大家、吉村弘の盟友であり、\r\r吉村氏の『Music For Nine Post Cards』や 本作、\rそして Oscilation Circuitこと 磯田健一郎の名作、\r『Série Réflexion 1』をリリースした、\rSound Process レーベルの主催にして、\r\r夭逝の天才アーティストでもある 芦川聡による\r第三世界アンビエントの名盤、『Still Way』。\r本盤は、90年代にリリースされた、\rその最初のCDという大変貴重な1枚。\r\rDiscogsでも25,000円という価格で取引されており、\r今後、 Vaporwaveやアンビエントの流行が\rより一般層に広がるにしたがって\rさらなる高騰化が確実な1枚です。\r帯付き完品、美品の状態でのご案内となります。\r\r\rアンビエントの祖である サティや Brian Eno作品を\r明確に意識しながら制作された本盤は、\r訥々と鳴らされるハープの音色が\r琴などの和楽器のようでもありながら、\r\rドビュッシーのような第三世界や、\rゲーム音楽のような第四世界的、\rあるいは、この世界とは隔絶された\rまったく別の世界から鳴らされているかのような\r響きを伴って配置されており、\r\rMiles Davisによる名盤 『Kind Of Blue』の\rライナー中で、ピアノを担当した Bill Evansが書いた\r「日本の水墨画」のような音楽、\r完璧に設計された足し引きによる、\r侘び寂びや、空間の重厚さを\r強く感じさせる1作となっています。\r\r\rまた本盤には、芦川さんや吉村さんと同じく\r後に高く評価されることとなるアンビエント名盤、\r『鏡の向こう側』を制作した 高田みどりも参加。\r芦川さんの、薄氷を踏むかのような丁寧な作曲に、\rヴィブラホンで花を添えています。\r\r\r現在、古いCDディスクが\r徐々に読み取り不可となっている最中ですが、\r本作もその稀少さゆえ、次に市場に現れた時には\rすでに再生不可となっている可能性もあります。\r\r本盤は、全曲を問題なく\r再生できることを確認済みです。\rもう訪れることがないかもしれない\rこの稀少な機会を逃すことなく、\rぜひお手に取って\r長くこの真に美しい音楽を\rお楽しみいただけますと幸いです。